そして2007年も3日が過ぎた・・・
2007年1月3日

皆様、良いお年をお迎えのことと存じます。

私、一年を振り返る暇もなく、年が終わり、
年が明け、早、3日を過ぎてしまった・・・と
ぼう然としているところです。

思えば、去年は自分の展覧会の準備に始まり、
いろんなグループ展に参加したり
分をわきまえず、請われるがままに、講演を重ねたり・・・
怒濤のような毎日を過ごしました。

しみじみ・・・
(やっと去年を振り返っている)

夏から秋にかけて、原作付きの絵本を描き、
今、また原作付きの絵本を描いているところです。

去年、展覧会以外で、
印象の残っていることの一つを書いておきます。

12月、鈴木純子さんの展覧会を見るために青山に行きました。
展覧会も良かったけど、高校時代や、中学時代の友達に会ったり、
それから、フォークのコンサートに行ったことも楽しかった。

展覧会に行く前の日
埼玉県東松山というところでやっている蚕小屋コンサートに行きました。
ネットで知り合った、ひるねこさんという方が
主催されているコンサート。

私が東京で2回展覧会をしたとき、どちらにも来てくださって
私もいつか蚕小屋のコンサートにおじゃましたいと思っていました。
夏と冬のコンサート、毎回、案内をいただくのですが 、
なかなか、そのためだけには、上京できなくて・・・

ところが今回、鈴木さんの展覧会に行く日とコンサートの日がぴったり合って
それで、ついに参加することができたのでした。

コンサートが、楽しかったことは勿論
この会場で、大学時代、仲の良かった同級生の息子さんと
会ったことは驚きでした。

私は東大阪の人間、
友達は静岡出身の人、
大学は京都、
彼女が結婚して住んでいるのは岡山、
そして息子さんは
私と彼女が行ったのと同じ京都の大学を出て
今、東京で働いていらっしゃる。

その面識もない息子さんと
埼玉の東松山の蚕小屋で
偶然、会うなんてね。

もし、そんな偶然があったとしても
出身大学の話をしなければ 、
何も知らないまま、分かれただろうにね。

息子さんの携帯で岡山の友達と話をしました。

「私、私!大西よ!今、息子さんと会っているの!」
と言うと、

「息子は東京で働いています」
と冷ややかな返事。

オレオレ詐欺と思われたらしい・・・

そりゃあそうです。
何十年も会っていない人間から、
息子と一緒にいるはずのない人間から、
突然、電話なんか、かかってきたら、
何事?!と思うのが普通です。

そんな、どきどきわくわくするような出来事もあり、
コンサートも学生時代よく聴きに行った歌で、なつかしくて、
それから、蚕小屋の雰囲気は暖かくて、
何がなにやら、もう、うれしくて楽しくて ・・・

とってもすばらしい時を過ごすことができました。

いっぱい、いろんなことあった一年でした。
勿論、楽しいことだけじゃありません。

いやあ・・もう、ほんと!!
ものすごく理不尽で
訳のわからない 、心逆なでされるような経験もしました。
今年も、その事件というか、解決しなきゃならない出来事は続いています。

でも、何があっても、乗り越えなきゃね。

去年「のだめカンタービレ」というドラマにはまっていました。

登場人物の一生懸命さと、音楽のすばらしさに毎回感動。

「音楽を続けることができるということが、決して当たり前のことではないということを、
みんなが思い出させてくれた」 という言葉が印象的でした。

絵を描くことができるということは
、決して当たり前のことではない・・・
生きるということは、決して当たり前のことではない・・・

今年も、楽しい出会いがありますように。
今年も、楽しい一年でありますように。
今年もよろしくお願い申し上げます。

大西ひろみ


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