「慣れ」とは恐ろしきものなりの続き
    2007年1月7日
    
    
    「慣れ」について書いていたら、こんなことを 思い出しました。 
    
    息子がまだ小学生の頃でした。
    
    その日、近所の方が来られるので、
    いつも、ひっくり返っている仕事場を 朝から大掃除しました。
    昼を過ぎて学校から帰ってきた息子が仕事場を見て、
    
    「 おかあさん!ピッカピカやね!!」
    
    と目を輝かせました。
    
    それから間もなく、近所の方がおいでになり、
    仕事場にご案内しました。 
    
    一応いつものご挨拶で
    (心の中では、ピッカピカやろ!と思いつつ)
    
    「散らかっていてごめんなさいね」
    
    と、愛想笑いをしながら申し上げたところ、
    ご近所の方は、仕事場をぐるっと見回し、
    すべてわかっているわという優しい表情で、
    
    「お仕事をしているとこうなるのは仕方ないわよ」 
    
    とおっしゃいました。とほほほ・・・ 
    
    散らかっているのに慣れっこになっている私は
    (息子も)
    ピッカピカという概念が、世間様と違っているということを
    つくづく思い知らされた瞬間でありました。 
    
    
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